2008年12月2日火曜日

ある冬のこもれびの暖かな日差しの中で

まだまだたくさんありますまごいもちゃん(山芋の小芋)の皮むきにおわれる毎日になってしまいました・・寒い台所でやっていると気がめいってしまうので、暖かな日のあたるところに移動してせっせと皮むきにいそしみました。こんなに下準備に手間がかかるとなるとやっぱり敬遠されてしまう気持ちも分からなくはないがせっかくの実りの産物を捨ててしまうのはかわいそうだし、もったいない!畑作りをやってはじめてわかる野菜のありがたみというかそれらのものすべてを生かし生長させてくれている大いなる力みたいなものにも自然と感謝の気持ちが湧いてくるから余計に無駄には出来ないのだ。と思いつつ、娘の保育所の役員会にも行かなければならないし・・と日常の雑事に翻弄されまくっています。

そんな時、ふと思い出すのが「モモ」(ミヒャエル・エンデ作)。これは、時間泥棒に盗まれた時間をモモという女の子がとり返しに行く物語。時間泥棒に追われたモモが、神様のいちばんの召使であるカメのカシオペイアに導かれて時間の神様のところに行くところで、時間泥棒がモモを捕まえようと必死になって追いかけてくるのだけれど、必死になればなるほど、モモがどんどん遠くなっていく。それもそのはず、時間の神様のところにつながっている道は、ゆっくり歩けば歩くほど早く進むのですもの。そうだよな~とすぐに焦りまくってしまう私はちょっぴり恥ずかしくなる。子どもにもよく言われるのだ。「なんでそんなにいそぐの?」と。たいていは、私がイライラし始めたときに。そんなふうにただ早く、早くとやっていても楽しくないしどっどと疲れてしまうのだ。願わくば、にっこり、ゆっくり、楽しみながら歩いて行きたいものだ。

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