2009年2月12日木曜日

素晴らしい日本人の心に目覚めよう!

 建国記念日にちなんで感じたことです。恥ずかしながらこの年になるまで建国記念日の本来の意味すらなにもわからずにただの祝日としてしか認識していませんでした。そんな私がひょんなことから友人に誘われて古事記の勉強会に参加し、古来からの日本の心の素晴らしさに感動し、偶然の導きで葉室頼昭氏の「神道 感謝のこころ」という本に出会いこのことを多くの人に伝えたい気持ちでいっぱいになってしまいました。

以下本文より抜粋。

 日本人は古来より、人の心、ものの心といった目には見えない内面の素晴らしさに神様のお心を見てきました。しかし、そういったことを忘れ、ものの外面だけを追い求めている現在の世の中を見ていますと、これからの日本人の行く末が心配でなりません。

(中略)

 現在の日本では、残忍な事件や社会構造の腐敗など、以前には思いもよらなかったような悪いことばかりが起きています。これは、人々が形ばかりを追い求め、理屈でものごとを片付けて、ものの本質を見る心や、その心を養うことをおろそかにしてきたからではないでしょうか。

 昔の人は、「自分たちが今あるのは、神さまのおかげ」、何かをするにしても「これはご先祖様のおかげ」、何かあったら「人さまのおかげ」と、ものごとの後ろに見えない心があることを知っていて、感謝しながら日々を過ごしてきました。 この見えない「心」を知ることこそが、今の日本の社会に求められているのです。

(中略)

 病気を治してくださいとか、お金が儲かるようにしてくださいなどと、欲得ずくでお願いをしたらいけません。我欲の願いは神様に受け入れてはもらえません。ですから、今どんな状態であっても、認めたらいいのです。

「ありがとうございます」 とお参りしてみてください。生かされていることが本当にありがたいなと実感できるようになってきます。そうすることで、神様やご先祖様のお恵みが現れ、細胞が活発に活動して、健康に毎日の生活ができます。つまり、認めたものが現れてくるのです。

(中略)

ここ最近、特に不景気が回復しないために国民がこぞって不平不満をいい、テレビや新聞などで毎日不景気や倒産といった悪いニュースばかりが流れるのを見て、それが本当のことのように思って皆が暗い気持ちになってしまいます。しかし私はそうは思いません。

不景気は、神様からの私たちにたいするお知らせであり、お恵みでもあります。何も悪いことばかりではなく、そのために自然破壊が収まり、人々が働くことのありがたさを知る絶好の機会ともなっています。ですから、不景気の悪いところばかりをみるのではなく、良い面も見てそれを言葉に出すことが大事です。

 神様は、人を不幸にしようとはなさっておられません。不幸になるのは、神様の恵みを忘れ、人間が勝手に不幸だと思ってそれを口に出して言うからです。

 もういい加減に、日本人全体が本当のことに目覚め、誰もが明るい言葉を使い、生かされていることに感謝する生活を送るべきですし、またそうならなくてはならない時期にきているのではないでしょうか。

(以上抜粋終わり)

 生かされていることに感謝する、この当たり前のありがたさを分かりやすくあらゆる方面から気づかせて頂き人間の原点に立ち返らせてもらったような気がします。「ありがとうございます」と感謝の言葉を唱えることなら今すぐにでも出来ることなので早速、口に出して言っています。本当にありがたい気持ちがふつふつと湧き起こってくるので魔法の言葉みたいですね。小さなことのようですが、この理屈抜きの感謝の想いの結晶が世界平和へと導く力になるような気がしてなりません。

参考文献 「神道 感謝のこころ」 葉室頼昭 春秋社

1 件のコメント:

  1. こんにちは、日本人の心大切にしたいと思いました。ありがとうございます。

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